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神奈川交通バス、自転車ラックバス運転中
 神奈川中央交通が2009年326日より茅ヶ崎駅の一部路線で自転車ラックバス6台の実証実験を開始した。

 去る5月2日()、当会メンバー3人が視察。地元の人も「自転車を載せるバスがあるの」と案内看板を見て話題していた。珍しいバスを写真に撮る人の姿も見られた。だが、8コースの地元バス試乗でも利用を見たのは1度のみで、認知はあまり知られていなようすだった。

 期間は51日から831日、利用可能な時間帯は、午前9時から午後5時と午後8時から12(土曜日は午後11)。ラッシュ時間は避けている。利用代金は1100円、但し5月31日まで無料。

 『幸運にも偶々我々が乗ろうとしたバスには、自転車が外付けラックに装着されていて、初めてラックを使用した女性利用者と遭遇。

 早速取材。小生「いかがでしたか?」女性笑顔で答えて「乗せるときは、運転手さんに手伝っていただいとの!とても簡単。次も是非利用したいわ!」小生眩しそうに女性の顔を見て「よかったですね!楽しんで利用して下さいね!」とカナチューの社員みたいな返答女性突然「ところで自転車で駅の向こう側に行く通路ご存知ですか?」と聞く小生わからずあわてて助けを呼ぶ「小田部さん知っていますか?」小田部さん平然と「線路に沿って行けばありますよ!」と答え小生ほっとして「ということです」と念を押す女性「ありがとう!」という寸劇がくりひろがる湘南の平和な一時』と当会メンバーの山本さんはレポートしている。

 この自転車ラックはアメリカのスポーツラック社で、20年以上の歴史がある。アメリカに長年住んでいた山本さんは「10数年前からごく普通にバスの自転車ラックは見られていました」と語る。

テキスト ボックス:   自動車ラックは専用塗装車と一般車の両方に付けられている。専用車の横には「Kanachu Bus Bicycle- Carrier」と記され、「Bicycle-carrier. This is with bicycle rack, it can load up 2 bicycles. Free fee to use(自転車荷物台。これは自転車ラックで、2台の自転車を搭載できます。利用代金無料)と英字のシールが大きく張られている。装置にも英語の説明だけだ。

 『弊社はこれまでも、自転車とバスをご利用いただくお客様の利便性向上を図る「サイクル&バスライド」の整備を行うなど公共交通機関の利用を促進することにより、環境負荷の軽減を目指す取組みを推進しております』(神奈川中央交通、平成21326日ニュースリリース)とあるように「バスと自動車のコーポレーションは地球温暖化抑制対策」の第一歩を目指している。

(右写真は自転車ラック利用者と当会会員)
      2009年5月 高橋

☆その後の動き、山本さんからの報告 2009.10.12
 さて平塚の隣接市の茅ヶ崎の9月1日より本格運転を始めた自転車ラックバスの現状も見てきました。まず茅ヶ崎の神奈川中央交通の案内所で本格運転のパンフレットを求めたところ試験運転のパンフレットしかなく、案内の女性にお聞きしたところ本格運転の話も知らないという何とも締まらない話でした。早速自転車ラックバス本格運転中の辻堂線に乗ったところ午前11時〜1時間ほど同路線を往復してみましたが自転車を使う人はなく、運転者にお聞きしたところやはり利用者の多い時間帯は午後1時〜4時ぐらいということでした。またバス停に張り付けてある自転車ラックの取扱い説明も試験運転中に見たものと同じで、その説明の張り紙も古くなって所々破れていて、本格運転を明記したサイン等は見ることができませんでした。しかし神奈川中央交通のサイトを見ると、9月1日〜の本格運転について掲載され、事業者の神奈川中央交通による利用者アンケート調査結果が掲載されておりました。関連pdfは、以下の通りです。 http://www.kanachu.co.jp/newsinfo/pdf/release20090902.pdf、また8月から11月まで茅ヶ崎駅から観光農園を結ぶコミバス「エボシ号」の路線運行を始めましたというは情報もありました。
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