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自 転 車 が 熱 い-  その4 アジア編
車社会に向かう中、自転車の復権なるか?
 
新車販売数世界一(2009年度)の中国、電動自転車に脚光
韓国のグリーン産業政策、①風力、②太陽光、③に自転車が登場!
 欧米で自転車が注目されるずっと以前からアジアでは自転車は移動や運搬の手段だった。
 日本ではあまりにも身近にあるため、じやまもの扱いとされ、まだまだ交通手段としての市民権を得るに至っていない。
 同じアジアでも中国や韓国の自転車に対する取組はまったく違っている。
 韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が「自転車が走るのが遅すぎれば転んでしまうように、“自転車時代”へと進むのが遅すぎないよう急ぐべきだ」と強調し、「炭素を排出しない自転車を主要交通手段として復活させることが、われわれが進むべき道」と訴えているているほどだ。
 中国、韓国を中心にアジアの自転車事情を探ってみた。
                            2010.3 文責:高橋

(写真は1991年ベトナムで撮影)
ブログに本編の内容を紹介。ご意見やご感想はブログに投稿ください。
☆中国・北京市、
 世界最大の自転車王国に新しい波 、―エコで、電動自転車が人気 ―
 中国は保留台数(2002年4億6,556万台『自転車産業振興協会調べ』と生産台数ともに世界一の自転車王国だ。北京市は昔、街には自転車があふれていた。今では自動車が途切れることなく走り、渋滞が起きている。自動車の排気ガスで大気を汚染している。2009年の新車販売数が2009年1月~11月で約1,223万台となり、アメリカを抜いて中国が初の首位となった。
 しかし、電動自転車が誕生して、その様子も少しづつ変ろうとしている。アメリカ『TIME』紙は2009年6月「「中国の街にあふれる電動自転車」と題し、次のように報じている。
(2009年6月18日付 Searchinaからの孫引き)

 『中国では電動自転車が自動車の地位を脅かしている。2008年、中国が買い付けた電動自転車は2100万台で、自動車の買い付け台数は940万台だった。中国では2500万台の自動車が走っているが、電動自転車の数はその4倍に上る。政府の奨励と「自転車通勤族」のおかげで、中国はこのような安価で地球に優しい乗り物の世界最大市場となり、自動車の増加による悪影響を帳消しにしている。実際、世界のエンジニアが環境保護のハイブリッドカーの研究開発に勤しむ中、中国はすでに先駆者となっている。ゼネラル・モーターズのエンジニアであるフランク・ジェムソン氏は、「中国で今起きていることは未来の何らかの糸口だ」と話す。

  電動自転車が繁栄したのは中国の政策の功績が非常に大きい。政府は1991年、電動自転車の研究開発を正式に技術目標とした。中国の大都市には広い自転車用の道路があり、ピーク時でも混み合う車を避けて走ることができる。上海のような都市においては、当地政府がここ数年でガソリンオートバイの免許の費用を大幅に引き上げており、これらの消費者は電動自転車に移っている。

  電動自転車は製造が比較的簡単であるため、中国では多くの電動自転車の会社が設立された。2006年、中国で営業許可を持つ電動自転車メーカーは2700社に達し、その他にも数え切れないほどの小型店舗がある』
 また、「天能動力主席張天任氏はこのほど、電動自転車を農村へ普及させる計画があることを明らかにした。具体的には農民が電動自転車購入する際、料金の20%の補助金を提供する。この計画は国家商務部の認可がおりるのを待って進められるという」 
Unknownさん 2010-04-01 14:38:37
電動アシスト自転車はエコではないのだ。電池やモーターの製造時に二酸化炭素を出しているのだ。人力自転車のみがエコなのだ。
ちなみに電気モータは効率的。
 ガソリン自動車と電気自動車のエネルギー効率比較すると、原油で比較して、「電気自動車の総合エネルギー効率は16-21%、ガソリン自動車の総合エネルギー効率は9-14%」という結果が出ているそうだ。
 原油→発電・送電効率37%→充電効率70%→電気自動車効率60から80%
 原油→精製・輸送効率90%→ガソリン車効率10~15%
☆日本の電動アシスト自転車情報。
 日本においても、道交法改正により2008年12月から電動アシスト自転車のアシスト率が「人力1対モーター1」から「人力1対モーター2」に変った。但し速度制限は時速24km。2008年度には原付よりも販売台数が増えた。価格が低下して 10万円以下もある(ネットでは5万円台も登場)ので、子育てを行なっている女性に需要が拡大し、主に坂が多い地域を中心に普及が進んだという。2008年度の販売台数は32万台。電動アシスト自転車の情報を収集しているプログに詳しい情報がある。
☆北京市政府、2015年まで自転車利用目標23%
2010年1月24日、京華時報によると、自家用自動車の所有率が高くなる一方、自転車の利用が減少している北京市で、“エコ”な自転車の利用を2015年までに全交通手段に占める割合を23%にする目標が掲げられたという。
 北京市では道路の渋滞解消と環境保護を目的に、ナンバープレートによる自動車の利用制限や公共交通網の整備が行われている。しかし、自家用自動車はそれを上回る速度で普及を続け、2009年末に400万台を突破。渋滞状況が改善しないままになっている。
 その一方で、自転車の利用率は低下の一途をた どっている。北京市における09年1~4月の自転車での外出率は19.7%で、前年同期比0.6%減。
 そうした中、北京市政府は2015年までに市交通の枠組みを公共交通機関45%、小型自動車22%、タクシー8%とし、自転車を23%にまで引き上げる計画を公表した。自家用車の利用を抑制し、自転車の利用を増加させる内容となっている。
自転車回帰を目指す北京
万章2010-4-06より
20年前、北京では市民の約8割が自転車を使い、長安街は怒涛のような流れの自転車で溢れていた。しかし経済繁栄によってマイカー熱が燃え上がった今、この比率は大きく減少している。調査によれば2009年1月~4月、北京市民の自転車使用率はわずかに19.7%だったという。
北京市では、大気汚染を減らし、渋滞をなくすために、市民に対し再び「両輪駆動」に目を向けるよう呼びかけている。そのため、今は自動車で占領されている自転車専用道路の復活や、地下鉄やバス停付近の駐輪場を増やす、レンタル自転車業務を積極的に展開するなど、市民が自転車を利用しやすくなるよう措置を講じるという。
そして2015年には、市民の交通手段の利用割合を、公共交通手段45%、マイカー22%、タクシー8%、自転車23%にすることを目指している。                                        「聴く中国語」4月号より
☆上海地下鉄の折りたたみ自転車問題、ガバンに入れるとOK
 折りたたみ自転車の持ち込みを禁止にした上海地下鉄だが、もちろん輪行バックに自転車を入れた場合は、持ち込み可能だ。
 上海市の規定では、重さは20キロ以内、体積で0.15立方メートル以内、縦・横・高さの合計が1.8メートル以内であれば、手荷物として持ち込みが可能となっている。そのため、輪行バックに自転車を入れておれば、車内での持ち込みは許される。
 もともと、自転車を地下鉄に持ち込んでいた市民が多かったため、インターネットでは専用の輪行バックの売り上げが伸びているようで、市民も関心が高いことがわかる。                              エクスプラア上海 2010年3月7日掲載より
☆使ってみよう。杭州は公共自転車がおしゃれ!
 杭州市党委員会、市政府、中国社会学会等が共同で主催する第3回生活品質全国フォーラムが(2009年)12月5日開催された。
 中国社会科学院社会学研究所調査研究チームの専門家は杭州の公共自転車システムを高く評価しており、この「杭州モデル」は他の都市に対しても大変良い参考になると考えている。
 「9割の使用者は現地と外から来た常住者で、現地の青年は今や自転車に乗ることをおしゃれと考えており、喜ばしい赤(注:公共自転車の色は赤)の自転車に乗って結婚式を挙げる人もいるほどだ。
 専門家は、杭州の公共自転車はまた、エネルギー節減と環境改善にも貢献していると考える。毎日平均10万台の自転車が貸し出され一度に2キロとして計算すると、毎年7500トンの燃料が節約でき、CO₂の排出量は23897トン減ることになる。
 「杭州の町で目立つ赤色の自転車はよく見られます。多くの市民はこの自転車を利用して通勤します。観光スポット周辺での観光客の使用はかなり多く、休日ともなればよく公共自転車が西湖の周りを大量に走り回っています。もし杭州に来たら、ぜひ体験してみてくださいよ。杭州公共交通ICカード(路線バス等の公共交通機関で共通して使用できるチャージ式カード)所持者は、カード内に残金が200元以上あれば貸出し可。カード未所持者は、身分証などの有効証明書類を提示し、300元の現金を保証金として預けることが必要。(BitEx、加加先生のブログより。)」(孫引き)
☆中国の自転車状況 ―「社会・生活」 武漢で自転車の無料レンタル スタートは青山区
 世界10大新聞の一つである「人民網」2009年1月19日によると
 「(湖北省)武漢市は都市部の面積が広く、自転車通勤する人はそれほど多くない。だが近場の外回りの仕事に行くには、やはり自転車での移動が便利だということで、昨年11月中旬以降、青山区では自転車の貸出所が相次いで設置され、約1千台が貸し出されることになり、市民約1800人がレンタル証を作った。今年はさらに区内全域をカバーするように38カ所を設置する予定で、各貸出所は自転車で10分ほどの間隔になるという。市民は都合のよい貸出所で自転車を借りたり、返却したりすることが可能だ。
 ある関係者によると、市民100人に自転車1台の割合で計算し、今年同区では新たにレンタル自転車を5千台増やす計画で、これにより同区の市民50万人に基本的にレンタル自転車が行き渡ることになるという。こうした動きは武漢市全体に波及しつつあり、同市では年内に3万台の無料レンタル自転車が投入され、1千カ所以上の貸出所が設置される計画だ。
 無料レンタル自転車のプランは市場主導で生まれたものであり、政府の一方的な措置ではない。この事業に投資する人は、自転車、貸出所、駐輪場 を広告媒体ととらえ、ここから利益を得ている。現在、青山区の にはそれぞれ2人ずつ警備員が配置され、自転車置き場の管理や自転車の手入れなどを行っている。予定された 駐輪場の設置がすべて完了すれば、ここが新たな雇用先となる。
(編集KS)
☆中国の自転車情報の参考リンク
*高橋大輔著「中国電動自転車の紹介」(PDF)・・・2006年度版だが、A4で7頁にわたり写真やグラフで紹介
*北京の自転車事情とその背景・・・「サイクルロード~自転車の道という道」のホームページより、写真付現地レポート
成迫剛志の「ICT幸福論」より電気自動車に先駆けて電気自転車が既に普及段階・・・2009年11月9日の上海現地レポート
中国人の自転車事情・・・CRI online 2007.11.20
☆台湾の自転車状況
   自転車産業を保護、土日祭日、地下鉄に自転車乗り入れを許可
 「台湾は、世界の自転車界において、機材の製造という重要な役割を担ってきました。しかし自転車業界の意識として、自転車とは作るものであって、乗るものではないというものだったそうです。
 そんな台湾に、突如として、本当の意味での自転車文化が生まれてきています。
 まさにそのとおり。僕が来た頃は、猫も杓子もスクーターばっかりで、自転車といえば中学生か、外国人宣教師(モルモン教の宣教師がいっぱいいます)と相場が決まっていて、自転車に乗る大人なんてめったに見ませんでした。それが最近2,3年突如自転車ブームが起こり、自転車に乗った大人を多く見かけるようになりました」と「タイフォンライラ 台湾のニュース」というブログに「台湾の自転車事情」の現地レポートを報告している。
 また、2009年12月10日同ブログで、「無意味な自転車専用線」と題して「スクーター専用車線の隣に自転車用車線を作ったせいで、道がますます狭くなっています。
 そもそも、自転車専用車線を違法駐車がふさいでいるので走れません。台湾ではこういう風に、道の両端を違法駐車がふさいでいます。しかも、突然ドアが開いて中から人が出てきたり、車の陰から突然人が出てくる(台湾人はよく信号のないところで道を渡ります)ので、車から1メートルは内側を走らないと危険です。
 そうなると当然、速さの違う自転車とスクーターが同じ路線を走ることになって、とても危険です。
 こんなわけのわからない自転車専用車線を作るより先に、違法駐車を取り締まるほうがよっぽど役に立つでしょう。道を広くすれば、自然に車は一番内側、スクーターは中間、自転車は一番外側を走ります」
 (動画から、右の自行車道が、自転車:レーン)
 ブログ坂虎日記によると、「台湾では行政が自転車スポーツの振興に努めていることが目についた。年々台北近辺のサイクリングロードが伸びていることは知っていたが、何と今年はMRT(地下鉄)に自転車を載せることができる制度が始まっていた。土日祝日だけだが、路線図に自転車マークの着いた駅で、自転車と一緒に乗り降りできるのだ。最終日(3/16)には実際に自転車を載せているライダーを見かけ、写真を撮らせてもらった」という。
 「世界の自転車工場」と言われる台湾も、かつて同じ呼称を受けた日本と同じく、より低コストで生産可能な地域(中国)に押され気味だ。残念ながら、日本からはシマノなどのごく一部を除いて、世界的な自転車関連メーカーはほとんどなくなった。日本から自転車工場の座を奪った台湾は、日本と同じ轍を踏むまいと官民挙げて必死で自転車産業の振興に努めている様子が伺える」。 
koich 2010年03月22日 19:09
>川崎の交通とまちづくりを考える会様
はじめまして。
引用ありがとうございます。
こんなふざけたブログなのに、まじめなHPに引用されて恐縮です。
僕も台湾の交通事情にはかなり不満を持っているんですが、日本の交通事情がいい陰には、こういう民間の努力もあったんですね。
お疲れ様です。これからも頑張ってください。
☆台北自転車レーンのその後
 台湾の情報ならお任せ RTIブログによると「台北市政府は先ごろ、「(2010)4/12より、自転車専用レーンは週末と休日のみ『専用』とする」事を決定。平日は、これまでどおり車やバイクの通行、停車(場所による)などが可能となりました。
 台北市の目抜き通りに初登場した「自転車専用レーン」、わずか半年あまりの短き命でした」とのこと。詳細
 同ブログの「台北市、大通りに自転車専用車線とは大胆」に写真付レポート付で紹介されている。
参考サイト
バスや電車に自転車は持ち込めるか?・・・・NHK地球ラジオに各国からの回答が寄せられている。
☆台湾:電動バイク、4年で16万台普及計画  毎日新聞 2010年3月19日 ―電動自転車に補助金支給
 【台北・大谷麻由美】バイク普及率が世界一の台湾で、電動バイク(電動自転車含む)普及に向け官民挙げての取り組みが進んでいる。省エネ・大気汚染対策の一環で、馬英九政権は購入補助金制度を導入し、4年間で16万台を普及させる計画。台湾のメーカーも増産と将来の海外輸出に期待を寄せている。・・・電動とペダルの動力切り替えができる電動自転車。免許も登録もいらないが、公道を走れるため急速に人気を集めている=台北市内で開かれた台北国際自転車展覧会で2010年3月17日・・・詳細
 環境保護署(環境保護省)も昨年5月から電動自転車1台に3000台湾ドル(約8600円)を支給。
☆韓国の自転車事情
  グリーン産業政策のひとつに「自転車」を掲げる
 韓国もイギリスのように自転車に対して好ましいイネージを抱いていなかったようだ。ネット上の情報ではあるが、「韓国人特有の両班(ヤンパン、上流階級)意識が【自転車はみっともない乗り物】という固定観念を生み出し、韓国人を自転車文化から遠ざけてしまった。自転車に乗れない大人が多い」 「国も若者から変わってきているのだな。昔、ソウルで自転車に乗る人が少ないので韓国人の知り合いに聞いたら、自転車に乗るのは貧しい労働者家庭と思われるので、自転車は便利だが世間体があるので乗らないし購入もしないと教えてくれた」いう風土もあるようで、自転車の利用は少ないようだ。
 しかし、現在、国のグリーン産業政策として、①風力、②太陽光、③自転車を掲げ、自転車利用を促進している。(自転車産業振興協会の2009年9月18日「韓国の最新自転車業界の動向」より
 2009年4月27日付「中央日報」の社説でも「毎年240億ウォンを投じて自転車専用道路と駐車場を拡充するコペンハーゲンをうらやましそうに眺めている場合ではない。自動車と自転車が共存する交通文化も定着させなければならない。そうすれば自転車に通行優先権を与えたり、交差点に自転車専用の信号待ちスペースを確保する案を推進する必要がある。自転車の通行を助ける法と制度的な補完がなければ、自転車の利用は活性化しないだろう」と訴える。
  ソウルの場合、2012年までに車線を減らす‘道路ダイエット’を通して自転車専用道路207キロを造成し、ソウルの交通地図を刷新するという方針だ。
☆李大統領「自転車時代、遅れないよう急ぐべき」
 2009年4月21日付韓国「中央日報」は次のように報じている。
 「李明博(イ・ミョンバク)大統領は20日「自転車はグリーン成功のパートナー」とし「自転車が走るのが遅すぎれば転んでしまうように、“自転車時代”へと進むのが遅すぎないよう急ぐべきだ」と強調した。
  李大統領は同午前に放送されたラジオ演説で「炭素を排出しない自転車を主要交通手段として復活させることが、われわれが進むべき道」とし、このように述べた。李大統領は自転車利用の活性化について「街で安全かつ便利に自転車に乗れるようにするためには、道路を再整備しなければいけない」とし、▽中心部では自転車道路と歩道を区分する▽地下鉄の最後の1車両を自転車持ち込み専用車両にする--など制度を補完すべきだと強調した。
  また、李大統領は国内の自転車生産が途絶えた状態であることについて「残念だ」とし「高付加価値のハイブリッド自転車を生産し、国内でも使い、輸出もできればどれほど良いか」と話した。
  今月25日から来月3日まで、全国では、行政安全部・文化体育観光部・国民体育振興公団が共催する「第1回大韓民国自転車祝典」が開催される。ソウルでは25日、ソウル市と中央日報が共催する「ハイソウル自転車大行進(オリンピック公園-ソウル広場区間 15キロのコース)」も行われる。
 (:写真はその時の様子、先週末(2009年4月19日)ソウル都心を6000台の自転車が走った。ソウル市と中央日報が共同主催した「ハイソウル自転車大行進」がオリンピック公園-ソウル広場区間で行われ、子どもから90歳近い高齢者までが道路に出てペダルを踏んだ)
☆2008年10月に策定されたソウルの自転車利用活性化計画
 「自転車大好きマップ」のホームページにはその内容を次のように紹介している。
「・2012年までに市内に207kmの自転車専用道路網を車道側に、現在の車道を1車線削って設置
・商店街などの自転車道は部分的にクルマと共存するが、クルマの速度は30kmに制限する(Zone30)
・自転車専用道路には自転車用信号、自転車用標識を設置
・ソウル市中心部のハンガン(漢江)の自転車専用道路を改善。歩道と分離されたものにする
・2012年までに12ヶ所、2020年までに33ヶ所の自転車親和タウンを造成
・自転車親和タウンの幹線道路にはクルマや歩行者と完全に分離した自転車道を設置
・公共のレンタサイクルシステムの導入
・地下鉄駅に駐輪専用の建物を新築。シャワー室も設置」

 土木計画学研究委員会 自転車空間研究小員会 第2回国際セミナー 自転車とまちづくりセミナー ~韓国で進む自転車まちづくり~
と題したセミナーが2009年4月26日に行われた。
 「 ◆開催趣旨◆

 韓国では11年前の国会での自転車促進決議以来、自転車活用推進が叫ばれてきたが、自動車優先政策にブレーキがかからず進展の兆しがなかった。昨年11月、政府とソウル市は突然、新たな方針を示し、地球環境保全や大気汚染防止、渋滞による損失の軽減に加え、医療費削減を目的とした自転車活用政策を打ち出し、コミュニティバイク、バス停前駐輪場整備、シャワー施設の併設などを翌12月から一部スタートさせるという猛烈なスピードで実現させている。こうした背景にはどのような社会的ニーズがあるのか、施策実現の舞台裏で先導的役割を果たしたキーマン二人を招いて、今後、わが国の採るべき道を含め考える」というものだった。
 参照リンク 自転車大好きマップ 「韓国は本当に変わろうとしている

☆ソウル新築アパート、自転車道路を義務化
 2009/07/13付「Innolife & Digital YTN & Joynews24 & inews24」によると、 ソウル市は「来月(2009年8月)からアパートを新しく建てる時、自転車道路と自転車駐車場を義務的に設置するようにするなど、新しい建築審議規定を適用する」と明らかにした。
 新しい規定では、共同住宅団地の場合、自転車道路網を別に設置しなければならなく、全体駐車面積の中で自転車駐車場の面積を一定水準以上確保しなければならない。 また超高層建物の冷暖房維持のための基準も、大幅に強化されて、建物外壁のエネルギー効率を今より50%以上引き上げることにした。
 これとともに団地と道路の間の壁は、緑地空間を作らなければならなく、1,000世帯や10棟以上の共同住宅は、コンクリート壁面をつた草などの植物で覆わなければならない。            
☆自転車を全国規模で登録へ☆
 2010-05-22 のKBS-ワールドニュースによると、韓国では自転車を全国規模で登録する方針が打ち出されている。
「政府は環境にやさしい自転車をさらに普及させるために全国的な自転車登録システムを作って来年から実施する方針です。
この制度は、自転車を紛失したり盗まれたりした際に探しやすくするとともに、野放し放置を防ごうというねらいで、現在はソウル市の一部の区が行っていますが、登録されているのは全国に800万台あるとされる自転車のうちわずか1万台にとどまっています。
行政安全部は全国規模の自転車登録システムを年末までに確立して来年上半期には試験的に実施し、下半期に全国に拡大実施する方針です。
自転車には1台ごとに固有の番号をつけて車体に刻み込むか、または電子タグを内蔵したナンバープレートをつけることを検討しており、登録は自転車販売店などで簡単にできるようにする方針です」
☆全国海岸に4000キロの自転車道路
2009/10/14 東亜日報によると、
 「西海(ソヘ)の江華島(カンファド)から東海(トンへ)の江原道高城郡(カンウォンド・ゴソングン)にかけ、全国の海岸線4000キロメートルあまりを繋ぐ「U」字型の 自転車コースが開発される。
 農林水産食品部(農食品部)は、自転車の利用を広め、漁村の美しい景観をPRするため、海岸線に自転車道路を開拓する予定だと、13日明らかにした。安全に自転車を乗りながら、景観を楽しめる海岸線周辺道路や歩道、小道などを開拓する計画だ。 自転車道路は、趣向により、フルコースや短縮コース、専門家向けのコース、一般人向けコースなどに分ける。
 自転車道路の開拓は、韓国漁村漁港協会が主催しており、同協会は自転車の紀行作家や同好人など、3人ずつを「東海岸チーム」と「西南海岸チーム」とに分け構成した。探査チームは、15日から2ヵ月間、 自転車で陸地と繋がっている島を含め、全国の海岸を走りながら、適した自転車道路を開拓する。農食品部は、このようにして開拓される自転車道路を12月に発売される画集で紹介する。画集には、自転車 に適した海岸道路地図のみならず、漁村における体験村、美しい漁村100選、主要漁港及び漁村における観光団地などが盛り込まれる。
 画集は、全国主要大学の図書館や自治体、旅行案内所などに対し、計1000部が配布される。東亜(トンア)ドットコムの自転車専門ポータル「ハッピーバイカー(bike.donga.com)」や海洋観光ポータル「海旅行(www.seantour.com)」でも見られる。この2つのウェブサイトは、探査チームの活動の様子を動画や写真で紹介する」
注:写真は韓国大田市“自転車インフラ”ますます充実
パク・ソンヒョ大田市長ら市民たちが24日に開通した儒城区甲川辺のマンニョン橋~シング橋(14.5キロ)自転車専用道路を走っている。2009/11/25??韓国「中央日報」より
☆韓国、非武装地帯沿いに自転車道 観光資源化目指す
2009年12月2日共同ニュースによると、「【ソウル共同】韓国政府は2日、同国と北朝鮮を隔てる非武装地帯(DMZ)に近い、一般人の立ち入りが厳しく制限されている韓国側地域内に、DMZと並行して東西約500キロの自転車用道路をつくり、豊かな自然環境などを国際的な観光資源としてアピールする方針を決めた。

 同日開かれた李明博大統領直属の地域発展委員会の会議で報告された。

 韓国政府はDMZ周辺地域を自然保護と世界の平和・協力の象徴的な場所である「生態・平和ベルト」と規定。国民や外国人観光客に自転車で自然を楽しみ、平和の意味も考えてもらおうという狙いがある。

 李政権は、地球温暖化対策の一環として国民の自転車利用を積極的に推進し、全国各地に自転車専用道路を拡大中。DMZの自転車道路もその一環とみられ、完成後には自転車競技の世界大会開催も検討している」という。

参考サイト 
韓国「自転車に対する見方を変える」・・・・サイクルロード 自転車という道
☆大気汚染改善を、比で自転車キャラバン
 TBSニュースによると「交通渋滞などで大気汚染がひどいとされるフィリピンの首都マニラで、(2010年4月)18日、こんな取り組みが行われました。
 カラフルな色で道路一帯を埋めつくす、たくさんの自転車。その数、およそ8000台。フィリピンの首都マニラで18日、交通渋滞などによるマニラの大気汚染を改善しようと、自転車キャラバンが行われました。
 毎年行われ、今年で12回目を迎えるこのキャラバン、参加者は木や小屋といった一風変わったコスチュームを身にまとい、マニラ中の道路を走り抜けました。
 「大気汚染をやわらげるのにサイクリングは重要だ」(参加者)
 参加者たちは、去年、およそ40万人が家を失った台風16号の被災地域も通過。このキャラバンの企画者は、「台風の時、車が立ち往生するなか、自転車が水や食料の配給に一役買った」と話しています。(2010年4月19日00:25) 」
☆インドの自転車事情
 「街中は人と自転車、バイク、サイクルリクシャー(自転車タクシー)、オートリクシャー(3輪のバイクタクシー)、クルマが入り乱れて走っていて、さらに牛も普通に歩いていてもうぐちゃぐちゃ」。「インドの自転車は、ほぼ100%が日本でも昔主流だった黒い実用車です。ほとんどインド国産のようです。実用本位、丈夫なことが唯一の取り柄でクルマが増えてきた今でもまだまだたくさん走っています。そして、ちゃんとクルマやバイクと一緒に車道の左側を走っています。もっとも歩道はあまりないですし、あってもガタガタで自転車が走れるようなしろものではないですが。
 それと共に、サイクルリクシャーもまだまだ街中の交通手段の主役として走っています。サイクルリクシャーというのは自転車タクシーのことで「リクシャー」というのは日本の人力車が語源だそうです。
 日本の感覚で考えると、「自転車タクシーなんて遅くて実用になるのか」と思うかもしれませんが、実際に使ってみると非常に便利です。それほどスピードは出ず、街中はどこも大混雑なので渋滞もしょっちゅうですが、歩くよりずっと速いですし、街中の移動ならそれくらいのスピードで十分なのです。料金も安いので、いちいち料金交渉しなければならず気をつけないとぼったくられることに注意しないといけないのですが、気軽に使えます」とホームページ「自転車大好きマップ」の管理人は2009年1月3日から15日にインドを訪問して報告している。
 右写真は1990年1月ディリーで高橋が撮影したもの。上記の報告を読むと今もこんな光景が見られるようだ。
☆アラブ首長国連邦 RTA、900kmの自転車専用道路を設置へ
UAE/ドバイニュース2009年12月13日号によると次のように報じられている。
、「ドバイ道路交通局(RTA)が、ドバイに900km以上の自転車専用道路を設置する予定だ。
 自転車専用道路は今後10年で段階的に設置される予定で、バール・ドバイに70km、デイラに57kmなど計157kmの自転車道がまず設置される。すでに主要道路の自転車道の第1期工事が始まったと言う。
 シェイク・ザーイド・ロード(Sheikh Zayed Road)、アル・マンクール・ロード(Al Mankhool Road)、アル・リガ・ストリート(Al Rigga Street)、アル・ディヤファ・ストリート(Al Diyafah Street)などの主要道路には近い将来、自転車道が設置される。
 RTAはすでにアル・リガ・ストリートに自転車道の1部を設置し、ドバイ・メトロのアル・リガ駅とつないだと言う。また、ジュメイラ・ビーチ・ロード(Jumeirah Beach Road)にはすでに14kmの自転車道があり、直ぐに標識等の設置作業に入る予定だ。
 RTAの関係者によると、自転車道の設置は、比較的に自転車利用者が多いエリアを中心にまず実施していると言う。特に、デイラやバール・ドバイなどのビジネス・エリアには、自転車道を設置したり、道路に標識を設置して、自転車利用者の安全を確保している。また、2000台の自転車・駐輪スタンドを一時的設置し、10年後には6000台まで増やす予定だ。
 RTAは自転車が利用できる安全な環境を提供することで、短距離の移動に“自転車の利用”を促したいと明らかにした。これに関連して、UAE政府にも自転車利用者に安全な環境を提供できるように、関連法の改訂を提案したと言う。
 現在、「UAE連邦法1995・21号」「政府命令1997・130号」には、自転車利用に関し遵守事項が明示されている。それによると、自転車利用者は道路の右側を走らなければならず、歩行者用道路は利用できず、自転車道がある場合は、自転車道を利用しなければならないと明示してある。また、現在は主要道路での自転車利用は安全上の理由で禁止されている」。
☆昔のアジアの自転車写真集 (撮影:高橋)
タイ・チェンライ 1992年1月 ベトナム・ホーチミン郊外 1992年10月
インド・デーリー 1990年1月 ベトナム・ハノイ 1992年10月
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