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コミュニティバスシリーズ第9弾 「10弾第2回川崎市コミュニティバス連絡会」へ
長尾台コミュニティバス運行実験開始
「前例がない」への挑戦
2011.11.10あじさい寺(妙楽寺)の出発式に集まった関係者と住民たち
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■ 前例がないからやろう
 2011年11月10日午前6時10分、「長尾台コミュニティバス」の1ヶ月間にわたる運行実験が始まった。
 「“前例がないから”と、早朝から深夜までの運行実験にはずいぶん反対の声があった。でも、市側にも賛同者が現れ、実現にこぎつけた」と長尾台コミュニティバス交通導入推進協議会の会長・児井(こい)正臣さん(66)は振り返る。
 川崎市多摩区長尾台は多摩川右岸の丘陵地帯にあり、昭和40年代に開発された約500世帯の住宅地だ。鉄道駅や既存のバス停から離れており、坂がきつい。以前からバスの導入の希望があり、歴代の自治会の課題だった。2008年9月、協議会を設立。「コミュニティバス交通についての学習、先進事例の調査研究、交通量調査、住民へのアンケートなどを行い、それらをまとめて『要望および提案書』を翌年7月に市に提出」するなど、3年以上の活動で市の交通対策室の支援を得てやっと運行実験にたどりついた。

■ 逃げることの出来ない危険な賭け
  「これで半分成功、明日にでも本格運行ができると思う人がいる。しかし、実際にやってみないと、まったく(収支の結果が)分からない。逃げることのできない、危険な賭けだ」と会長は本格運行への厳しさを語る。
 市はあくもでも「運行経費はすべて運賃でまかなう」方針だ。(初期のバス購入代金や停留所などの費用は市が負担) 1ヶ月の運行経費約190万円が運賃収入でまかなわれるという予想や実績がないと、本格運行は実現できない。今回は運行実験なので、経費と収入の差額は市が負担することになっている。
 運賃は大人200円、子ども100円で、70歳以上と障がい者は100円。今回、通勤者の乗車を狙った。平日午前6時半から午後10時までの44往復で、土休日は日中のみ計14往復。事前アンケートでは1日300人の乗車が見込めそうだが、「実際開けてみないと(収支結果は)皆目見当がつかない」。
 あじさい寺(妙楽寺)を起点に、1台のバスで平日3交代で、長尾台あじさい寺〜JR久地駅(2km)、長尾台あじさい寺〜JR登戸駅(3.15km)の4ルートを巡回する。
 地元のあじさい寺の協力を得て、寺の駐車場が運転手の交代場所と休憩の場となった。こうした地元の協力も欠かせない。

■ 車中アンケートに34人ボランティア応募
 試験運行中、1週間にわたって2度、車中にて重客にアンケートを取りる案がでた。協議会のメンバーは12人。会社勤めの人も多く、出張中のメンバーもいる。そこで、協力者を応募すると、34人が応募してきた。参加できる時間帯を調整して14日間すべての便で実施する計画だ。

■ 子どもたち、車中で「いいね、いいね」を連呼  ― 2日間の同乗体験から ―

 ・11月12日(土)の午後の久地駅発:母親が子ども2人と幼児1人を連れて、ベビーカーと買い物袋を抱えて乗り込んできた。「広いね」と子ども。「1、2.、3...12席もあるよ」 出発してから女の子も男の子も「いいね、いいね」を連呼していた。
(久地駅からこの家族の降りた停留所までに急で長い坂道がある。大人でも自転車から降りて、坂を歩いている姿が見られた。子ども3人を連れての買い物はこの坂道でもっと大変になる)

 ・11月10日(平日)久地駅8時40分発、通勤中の二人連れ。「今まで歩いていたので、とても便利だ」「このバスの運行をどうして知ったのですか」と著者。「会の人が会社に説明に来ていただいて知りました」二人は「研究所前」(労働安全衛生総合研究所)で下車した。(児井会長が事前に説明に伺った)

 ・11月10日午後あじさい寺降車停車場:坂道の途中に車を停車させ、男性が近寄って来た。「バスの説明のパンフレットはないのですか。(自家用車に乗らない時に)このバスに乗ろうかな」。

 ・11月12日(土)登戸駅13時25分発、4人連れの女性が実験運行のパンフレット(A3両面印刷)を持って、乗車してきた。「友達の家に行くところなの」
 
■ 車を使わない生活を
 「この実験を大切にしたい。駅まで家族を車で送迎しているのが、よく見かける。そうした生活バターンをこの1ヶ月だけでも、見直して、コミュニティバスを利用して欲しい」と児井会長は訴えている。

                                        2011.11.14 写真・文責:高橋
図:2011年 9月30日に長尾台自治会全戸に配布された資料より
久地駅停車所:駅からちょと分かり分かりずらいのが難 混雑する登戸駅停留所:パターンダイヤになっているが、既存バスの時刻と重ならないよう出発時刻をずらしている。本格運行では横浜の大船駅の小雀乗合バス停(当会HP参照)のように専用バス停が必要だろう。
高橋商事のロケバスを利用しているので、広め。
車イスも折りたたんで、乗車が可能だ。
パソコンで動かしている案内版は高橋商事さんの手作り
登戸駅前を走る長尾台コミュニティバス
☆関連サイト
*長尾台コミュニティバス運行実験視察報告・・・・「持続可能な地域交通を考える会」ホームページ
*住民の新たな足に コミュニティーバス運行実験 多摩・長尾台地区・・・・神奈川新聞2011年11月11日号
*長尾台地区コミバス運行実験始まる 本格運行は採算性が鍵 ・・・・タウンニュース多摩区版
*平成23年度多摩区長尾台地区の運行実験・・・・川崎市まちづくり局交通政策室のホームページ
*分科会付託地区の概要・・・「川崎市地域公共交通会議」の資料、資料5−2に長尾台地区の状況が説明されている。
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